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英会話は流暢さよりも心意気!

執筆者の写真: AyakaAyaka

更新日:2020年2月11日



あなたはどのレベルの英語を身に着けたとき、「私は英語が話せます」と言いますか?大半の人は流暢な英語を話せるようになったら、と思うでしょう。しかし筆者個人としては、自分の言いたいことがなんとか伝えられるなら、十分英語を話せる状態だと思います。


英語は不完全でも通じます。コミュニケーションでは、流暢に話すことよりももっと大切なことがあります。それを知っていれば、あなたの英語の世界はもっと広がるかもしれません。


 

一生懸命に話す態度の大切さ



数年の海外生活を通して断言できるのは、英語は不完全でも意外と通じることです。


会話というのは(ここでいう会話とは対面のコミュニケーションのことですが)、相手の表情や身振り・手振り、状況の文脈からも判断されます。そのため単語の列挙であっても、言いたいことは大体伝わります。なにより一生懸命話している人を無下にする人はあまりいません。話し手と聞き手が真剣にコミュニケーションをとろうとすると、意思疎通が図れる可能性が高まります。言葉は完璧さよりも、伝えようとする情熱が大切なのです。


 

When your baby comes out?



筆者が意思の大切さを感じたのは、出産を控えた知人に予定日を尋ねた時でした。異国の地での出産を応援していることを伝えるため、勇気を出して声をかけたのです。しかしあがり症と英語の未熟さが相まって、思わずこんなことを言ってしまいました。


「When your baby comes out?(赤ちゃん、いつ出てくるの?)」


ひどい文章です(笑)doesは抜けているし、「出てくる」なんてもっと他に言い方はなかったのかと…。しかし知人は私の表現を笑いつつ、予定日を教えてくれました。笑われこそしましたが、私はいい雰囲気で意思疎通ができたので満足でした。もちろん、その後適切な言い回しは調べましたが…。(因みに「When is your baby due?」だそうです。)


私の周りには、私のつたない英語を一生懸命聞いてくれる人がたくさんいます。はじめは恥ずかしさからあまり話せず、お互いによそよそしかったのですが、最近は積極的にコミュニケーションをとろうとしているせいか、よい雰囲気で楽しく会話できています。私の環境は恵まれているかもしれませんが、一生懸命話す私を邪険にする人はあまりいなかったです。こちらがコミュニケーションを取りたいと態度で示せば、相手は応えてくれます。そしてそこにコミュニケーションは成立するのです。


 

話すことで生まれるポジティブなスパイラル



つたなくても意思疎通ができると、コミュニケーションはどんどん楽しくなってきます。楽しくなると、もっと話したいというモチベーションもわいてきます。そして勉強し、会話を楽しみ、さらに勉強し…とポジティブなスパイラルが起こります。


この効果を起こすには、やはり一生懸命コミュニケーションをとることが大切です。「伝わらないならいいや」「分かってくれないならいいや」ではなく、「私はあなたと話したいんだ!なんとか表現するから聞いてー!」と不格好な英語でもいいので会話をするというのが大切なのです。


 

完璧じゃなくても「英語が話せる」と胸を張ろう



英会話を勉強している人は、多くの人が完璧な英語を話せることを目指します。それは間違っていません。そうなれれば最高です。しかしそのレベルに到達するまでの道のりは長いです。そしてその道中、「自分はどんなに勉強しても英語なんか話せないや」と勘違いし、挫折してしまう人が多いです。


でも英語って、完璧じゃなくていいんです。会話しようという意思を持って、なんとかコミュニケーションを取れればそれでOKなんです。


たとえば日本語がたどたどしいけど、一生懸命話しかけてくる外国人がいたとして、あなたは無下にしますか?普通はしないと思います。むしろあなたの母国語で一生懸命コミュニケーションを図ろうとする相手に、好感を持つのではないでしょうか。なんとか聞いてあげたいと思い、会話が成立するのではないでしょうか。


大切なのは流暢に話すことではなく、一生懸命会話しようとする心意気です。あなたにその気持ちがあり、なんとかコミュニケーションをとることができるのであれば、胸を張って「英語を話せます」と言っていいと思います。

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